サイクリスト
b0068354_23331786.jpgイラン映画。 
病気の妻の治療代を払うため、1週間自転車に乗り続けるという賭けにのった男のお話。いっしゅうかんだよ。一週間。

しかも。ちっちゃな広場の周りを永遠とこぎ続けるのだよ、これが。どこかに行くわけじゃないんだ。周りを囲って「サーカスだ!」なんていって客を入れる。みんなが見ている。占い師や物売り、もちろん賭けも。さらに気力の萎えた老人たちを連れてきて「この男を見ろ!こいつは家族を養うために一週間もこぎ続けるんだ。それにくらべたら自分たちはどんなにか恵まれているか!さあ、元気を出せ!」なんて始まったりして。

一週間なんてムリだ。遠すぎる。朝も昼も夜も、同じところをぐるぐる。。。
この賭けに莫大な金額がかかっているから、途中でやめさせようとする人、それを阻止しようとする人、入院している病院で ひどい扱いをうける妻。それを知らないサイクリストの男、その息子。

息子は男の自転車に乗ってご飯を食べさせる。いっしょに回る。眠りそうな時には、水をかける、頬をひっぱたく。何回も何回も。

だがしかし。感動の映画なんだろうけど、どうもグッとこなかった。
頑張れ!と応援するでもなく、ああ、切ない!なんて思う事もなく。遠い現実をただ見ているだけ、といったかんじ。おかしな話だけど。でもファンタジーではない事はわかる。うん。

この映画のもつ微妙な熱気というものは やはりイランなんだろうか。いやきっとそうなんだろうけど。国の状況、文化をまったく知らないのがいけないのかな。これがイランだ!ていわれたら100%信じるけど、いいのか、イラン!?

ただ、絵としてはグっとくるものがあった。ううん、いいねえ。。役者もステキだ。人がしっかりしている。言葉も、いい。話もじつに分りやすい。
サイクリストって名前で借りたから、まあ、こんなもんか。確かにサイクリストだわな。
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by zigma | 2005-01-28 00:54 | hibi
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